[2007] 沖縄離島紀行 2
西表で初日の夜を過ごすが、やはり寝ても暑くて目が覚めた。コインクーラーに実に500円も入れておいて寝たのに、たちまちなくなるやいなや明け方5時頃に自動で目が覚めるようになっている、この西表の汗蒸幕(ハンジュンマク)(訳者註:韓国式サウナ)システムに敬意を表しながら、また200円をすばやく入れてはまた寝た。

朝食が7時半からで、余裕をもって7時に起きた。家でも7時には起きられないのに、旅行にくると調子が狂ったようだ。7時にぱっちり起きては、すぐに顔を洗ってダイビングに行く準備をしておいてご飯食をべに降りて行く。朝食は夕食のようにふんだんではなくて普通の日本の朝食のように出てくる。ここ西表特産の食材よりは普遍的な日本の朝食メニューだ。目玉焼きにベーコン、焼きしゃけ一切れに味噌汁、そんな程度。ところでそれらの他に食パンにトースト器、そしてカンピラ荘で直接作ったというジャムが三、四種類出てきて、自由に食べられるようになっている。ジャムはマンゴーやなんかそんなので、ここの果物で直接作ったそうだ。そのときは面倒で味をみられなかったのがいまになって悔やまれる。


朝食を食べてタバコ一本吸いに居間に出てくると、ユミが大阪に帰ろうとこのように荷物をまとめて出てきてパイナップルを食べている。旅行ではこのように会ってそして別れる。一期一会の出逢いが、出逢いそれ自体として意味を持つのはこういう旅行だけではないかと言える。それで私はいつからか旅行で会う縁に対しては、特別な場合でない限り連絡先を交換したりという以後のことについては考えずにそのまま別れる。


西表到着の初日によそよそしがる私にとりわけよく接してくれてよくしてくれて有り難かった。次に西表にきたときにいっしょにダイビングできたらいいだろう。

ユミちゃんを送って私もすぐダイビングに行く準備をした。この日は朝9時から夕方まで一日中ダイビングをする。朝ボートに乗って出て行ってその日中ずっとボートの上でいるわけで、念のために前日寝る前に秘密裏に韓国で買ってきた酔い止め薬を左耳のうしろにつけた。つけて鏡を見ると思ったより目立って、ちょっと恥ずかしくなったが、あとで船でゲーゲーと醜態を見せるよりはましと思い、そのまま耐えることにした。


とにかく9時になってダイビングに出発した。上原港に停泊しているミスターサカナのボートに乗ってまず西表の北にある鳩間島の方へ向かった。今日は鳩間島付近でダイビングするそうだ。

そして思いっきりダイビングをした。;;;
ダイビング関連の内容と写真は別のページに上げたので次のリンクを見て~

この日のダイビングを見る => ( [2007] 沖縄離島ダイビング1 )



ひとまずミスターサカナで最初のダイビングをして昼食を食べる。この日は鳩間港にしばらく停泊して弁当を食べることにした。弁当は何とひとつ680円もする高級(?)弁当で、おかずもかなりいろいろあって量も多くておいしかった。確かに感じることだが、日本の子供たちは絶対小食はしない。私も量なら食べる程食べるやつだが、この弁当ひとつ食べたら腹がいっぱいだった。


ともかく鳩間島の港の海の色がとてもきれいだった。上原港は港自体の景観はそれなりだが、ところでここ鳩間島の港は小さくて、そのためかはるかにこぢんまりして趣きがあった。だいたい小さい船をひとつ取ってもこんなに出てくるほどに。



弁当を思い切り食べたら、有り難いことにパイナップルまで切ってくれた。ピーチパインと普通のパインとまんべんなく切ってくれたが、本当にパイナップルがなぜこんなにおいしいのか、税関にかからなければいくつか買って行きたかったが、動植物や生ものは持ち込みが禁止されていることを知っているので敢えてはできなかった。

写真の中で熱心にパイナップルを切る人はミスターサカナのスタッフでインストラクターの栗原さんで、右側でぐったりしているお姉さんが私のダイビングバディーのトイさんだ。このお姉さんは船酔いを本当にひどくして、船の上にいるときはほとんどゾンビ状態で過ごすが、水の中ではちょっと生き返り、夜にログブックづけのためにダイビングショップに集まるときにはとても生き生きしている。何でも植物を研究する仕事をするらしくて、もう少し話をしてみたかったが、船の上でゾンビ状態の人にとても話しかけられなくて、あまり対話ができなかった。



弁当とパイナップルまでもらって消化させるのを兼ねて船の二階に上がった。誰かが鳩間島に上陸して売店に行くといって行ったが、私はこれ以上動くのが面倒でやめた。こちらの旅行で最も大きな敵がこの暑さによる煩わしさだ.これによって写真を撮る景色も何度も逃がした。とにかくクルーザーの二階でのんびり風に当たりながらいればきりがない。


鳩間島の港の海と空と雲が本当に幻想的だった。八重山の理想的な離島風景の中のひとつというか。東南アジアとは近いが明確に違う点がある。この景色を見ていると全く奇妙だ。だから何というか、海と空の姿はまちがいなく異国的で南国であることが明らかだが、それと調和している人工的な構造物の姿はただあの韓国の海辺の埠頭ともそっくりで、非常になじみがあるのだ。こういう見慣れた物と見慣れない自然が一ヶ所に集まっているのがこちら離島の風景だ。そこにこの地方の魅力があると思う。


二階に上がって下を見ると各々ゆったりと昼休みを送っている。私が脱いで置いたダイビングスーツの上には風に飛ばないようにウェイトベルトを置いてある。


ひとりでする旅行でははずせないセルフショット。 ㅡ.ㅡ






船に乗って少し出て行けば南風が強く吹いて波があったが、ここはこのように静かでのんびりしていた。この時期は梅雨が終わったばかりのときだが、こちらの地方は梅雨が終わった直後に約10日程度南風が強く吹くそうだ。そのために天気はよいが海が穏やかではない。おかげで大きい魚が出てくる仲ノ御神(なかのうがん)島のようなポイントには全く行くこともできず、ダイビングに最適の時期ではないそうだ。次にはこの時期はちょっと避けてくるつもりだ。



鳩間島の港付近にはこのように灯台もあって売店もひとつある。島内に大きいスーパーのようなものはなく、無条件で民宿が出す食事で過ごさなければならないそうだ。鳩間島に留まることがこれからまたあるかも知れないが、島にしゃれたビーチも1、2ヶ所あり、学校もあって景色はいいというので、また時間に余裕があればここでも1日くらい泊まってみるつもりだ。

昼の休息を終えてまた船に乗って出て行った。
2本目のダイビングは鳩間島リーフの内側のポイントだ。鳩間島はまわりをリーフで垣根のように囲まれているが、今度はその内側の海でダイビングをするのだ。リーフが垣根のように発達していて途切れたところは1、2ヶ所しかなく、そこが入口および出口となり、船が往来しながら鳩間島に通うということだった。リーフの内側だと最初のポイントよりは海が穏やかでエントリーも楽だった。

2本目のダイビングを終えるとひとまず他の人たちを港に下ろして宿まで連れていったあと、3本目のダイビングに行く人だけ乗せてまた出発する。この日の3本目のポイントは上原港の横の方にあるピナイビーチというところの沖だった。ここは視野はビーチ近くなのでよくはないが、ウミガメの住処があってうまくすればカメを見られるかも知れないということだった。

しかしカメはいなかった。 ㅡ.ㅡ
(ダイビング関連の写真および内容は上にリンクのあるダイビングのページを見て~)


3本のダイビングを終えて戻ったらすぐ夕食の時間だ。
この日の夕食メニューもやはり豊富だ。カツオの刺身にパパイヤの千切りとシークワーサー半分、直接採ってきたグルクン(沖縄の県魚)の唐揚げ、野菜の天ぷら(ナス等々)、ラフティ(豚ばら肉を醤油や薬味で煮たもの)、サザエの煮付け、ナスの和え物、サラダ、ヘチマ(ナーベラーともいう)を入れたすまし汁、果物(パイナップル、チェリー(訳者註:たぶんアセロラ))、何とこんなに出てきた。まったくカンピラ荘の食事は本当に立派だと言えるようだ。


がっつりと食べてあらかた休み、夜9時半にダイビングショップにログブックづけに行った。行くと、さっき船でゲーゲーしながらゾンビ状態だった私のバディーのトイ姉さんが完全に生き返って、うろついているヤモリを見ながら“超~ かわいい~~”を連発して可愛いと大騒ぎだ。体も大きいが人は見かけによらない。

ダイビングのログブックを書くとき、まずいちばん堪え難いのは魚の名前がみな日本語なのでほとんどわかるのがないということ。あらまし魚の種類は日本語で知っている。何とか“ダイ”で終わればタイの類で、“ハゼ”はハゼの類、“ベラ”はベラ、“カニ”はカニ、“エビ”はエビ、“フグ”はフグ、“ウツボ”はウツボ、“アジ”はアジ類、“ウミウシ”はウミウシ類等々。ところで前に名前がつけばとても書きとめるのに気が動転する。幸いにも写真の図鑑がとてもよくできていて楽だった。韓国にはこのように几帳面に写真でよく整理された図鑑がまだないようだ。私たちのダイビングショップにある図鑑を見てもまず厚さも薄くて、私が直接海で撮ってきた写真でさえもそこにない魚が多い。

熱心にログブックを書いて戻るともう11時になった。人々がロビーで酒を飲みながら楽しそうに遊んでいたが、翌日またダイビングもあり、今日3本ダイビングしたせいでとても疲れていて、早目に寝に上がった。ダイビングというのはあまりすることもないが、スタミナを本当にたくさん消耗する。魚に気力をみな吸われるのか。 ㅡ.ㅡ


トイレで手を洗いながら見たらおかしな奴が這っていく。トカゲではなくて見ると何かの虫で、くちばしのある顔つきを見るとゾウムシの類のようだ。熱帯地方だとゾウムシも大きいから可愛い。

コインクーラーに100円をとりあえず3個入れて床についた...


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by 랭보 | 2007/08/06 04:46 | 오키나와 여행 | 트랙백 | 덧글(0)
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